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You Tube の動画について思うこと [その他 Others]

自分のYou Tubeのチャンネルを見ていていつも思うのだが、なんともまぁ反応というものが自分の意にそぐわないのか、と。僕のチャンネルは別に、アクセス数も何にもなく、チャンネルと称するのもおこがましいほどの、どうでもよいものなのだが、いつも不思議に思うことが、いかに反応が、自分が想定していたことと相反するのかということなのだ。

僕のチャンネルは、自分のギター演奏などをメインにアップロードしているのだが、ふと面白いことに気づいたのだ。それはどういうことなのかというと、自分がそれこそ数か月練習して、やっとこさっとこアップロードしたものが、まったくアクセスされなかったり、まったく評価されなかったりするのに対して、自分が適当にやってアップロードしたものが、やけに好評を博したりする、という事実なのだ。

リンダ・ロンシュタット/ハンド・ソーン…ホーム・グローン [音楽 Music]

相変わらずアナログレコードを楽しんでいるのだが、これは先日サンペドロのJDCレコードというお店で買ったもの。JDCレコードはなんとレーベルとしても活動しており、ネットで調べていたら、ディスクユニオンでJDCレコードレーベルの作品を取り扱っている記事がでてきて驚いた。

リンダ・ロンシュタットは、イッツ・ソー・イージーぐらいしか聴いたことがなく、CDも図書館で借りたりしたのだが、ちゃんと聴いたことがなかった。今回レコードで買って、何度も全曲を通して聴いている。何度言っても構わないが、なぜいままでリンダ・ロンシュタットをちゃんと聴いたことがなかったのかというとCDという媒体であったからだ、と断罪してしまう。

美しい本棚と汚い本棚 [読書 Books]

確か筒井康隆の『大いなる助走』の冒頭のシークエンスで、「汚い本棚」という表現がある。この表現は筒井康隆のオリジナルではなく、作品の中で、確か誰か別の文筆家の記述を引用していた。「汚い本棚」というのは、その人の本棚に並べられている本の背表紙を眺めても、いったいこの人はどういう趣味なのだろうか?とわからなくなるような、なんの関連性もなく、脈絡もない本が雑然と詰め込まれている本棚のことをさす。ならば当然、並べられた本を見れば、その人の趣味がわかるような本棚は「美しい本棚」と言えるだろう。

Stuart NG book でDave Stevensという『ロケッティア』の作者の蔵書の一部が販売されているコーナーがある。Dave Stevensの本棚は本当に美しい。僕が最初に買ったのはアールデコのデザイン画集だった。そして2冊目に買ったのはアメリア・エアハートの伝記。僕はDave Stevensが何者なのか、ということを本を購入してから知ったのだが、この人の蔵書が販売されている棚に、ほかにどのような作品があるかというと、ミッキー・コーエンの伝記、ポーの伝記、エルロイのLA作品、アールデコの美術書、SFのペーパーバック、といった感じ。まさに『ロケッティア』を生み出した作家の本棚といった感じだ。

さてそのDave Stevensの本棚に、僕は1冊だけ日本語の本を見つけた。もちろんDave Stevensは日本語は読めなかっただろう。その本は、なんの本かというと、宮崎駿の出世作である『ルパン三世 カリオストロの城』の何巻ものかのストーリーブックのうちの一冊だ。

なぜDave Stevensは宮崎駿が監督したこの『カリオストロの城』の本を所有していたのだろうか。これすらももちろんこの美しい本棚の中にあっては有機的に他の本と結びついていくのだ。宮崎駿の持っているアルベール・ロビタを憧憬するような趣味、カリオストロの城に登場するオートジャイロと“影”いったクラシカルな趣味、それはロケッティアを生み出したDave Stevensの趣味に近いものを感じずにはいられない。

Kress Building サンペドロ [建築&歴史 Buildings&History]

アメリカにはお昼少し過ぎに着いたので、少し家で休んでから、レコードを買いにサンペドロに行った。レコードを買った後、散策していくつかの建物を写真にとった。そのうちの一つがこのプラザ・セルフ・ストレージというお店。貸倉庫なのだが、この建物は明らかにアールデコの、ストリームライン・モダンだろうと思い写真に撮った。

【映画のロケ地訪問】新宿 幻魔大戦  [映画ロケ地訪問 Filming Location]

今回、日本に戻ってきた時に真っ先に行う一番の目的は、幻魔大戦のLPをまだ所有しているかどうかを確認することだった。僕は大学を卒業するまでLPをおそらく数百枚の単位で所有していた。そこには非常に貴重なものもたくさんあったのだが、実家を離れ、徐々に住む部屋のスペースが狭められていくにつれて、場所をことのほか占有するLPを処分してしまった。オジー・オズボーンの海賊盤や、マグナムのMiradorももう手元にないのだ。本当に取っておけばよかった。後悔先に立たず。

それでも僕は幻魔大戦のLPだけはもしかしたら、処分せず取っておいてあるかも、と期待したのだ。確かこれは高校生の時に、新宿にあった、えとせとらレコード(だと思うのだが…)で買ったのだ。なぜかNot for saleのスタンプのあるものだった。

幻魔大戦が公開されたのは僕が小学生の頃だった。その頃より、僕は主題歌の光の天使よりも、地球を護る者の方を好んだ。小学校のクラスのクリスマス会だかの自由な出しもので、僕は幻魔大戦をやりたい、といい、やりたい邦題やり、小学生がやりたい放題やったらどういう結果になるか、おのずとわかるものだが、僕の記憶は最高に楽しかった思い出と、隣でうんざりした表情で見ている疲れきった先生の顔の二つに集約される。

僕は幻魔大戦を映画館で観ていない。子どもの頃、テレビCMだけで夢中になっていたのだ。


家に着いた時、Amazonから二つの封筒が届いていた。いったい何かと思ったら、幻魔大戦のドラマ編のサントラCD、あとは幻魔大戦のブルーレイ。1月末に日本に帰っていた時、注文したのを忘れていた。1月末にも、なぜか幻魔大戦ブームが自分の中であり、ギターで地球を護る者をコピーしようと考えたが、アメリカに戻って少しやってみたところ思いのほか難しく放りだしてしまった。

どれだけ幻魔大戦が好きなのか、という写真。CDとブルーレイは今回届いたもの。映画のパンフレットも僕はほとんどを処分したが、幻魔大戦だけは残しておいた。それと当時、新聞から切り抜いたものもずっと取っておいてある。
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幻魔大戦のサウンドトラックは小学生の当時よりカセットテープで所有していた。あるとき親戚の叔母がオープンリールのテープを不要だということで家に置いて行ったことがある。僕はオープンリールの世代ではないのだが、そのときがオープンリールのデッキで音楽を聴いた初めての経験であった。僕はオープンリールのテープに、自分の持っている幻魔大戦のサントラから光の天使をダビングして聴いた記憶がある。

幻魔大戦になぜここまで夢中になるのか、というと、それはとにもかくにも音楽の存在につきる。僕はエマーソン・レイク&パーマーをリアルタイムで聴いたのは、ドラマーがコージー・パウエルに変わった、エマーソン・レイク&パウエル時代であるが、このプログレッシブ・ロックの巨星の音楽に親しむのは高校生になってからだ。主要なスタジオアルバムを一通り聴いたあと、僕は幻魔大戦のサントラを手に入れたい、と思ったのだ。当時、僕はどのようにCDとLPを買い分けていたのか覚えていないが、幻魔大戦のサントラはCD化されていなかったので、LPを探すことにした。そして新宿のえとせとらレコードで見つけた、ということにつながる。

今回、新宿の近くの若松河田にある旧小笠原邸を訪問したあと、新宿が近いことに気づき、それならば幻魔大戦に登場する新宿の街並みを確認しに行こう、と思ったのだ。

有名なスタジオアルタ
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新宿駅
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これはおそらく旧青梅街道の入り口、Altaのすぐ近くのところから線路側を見たところだと思う。当時はこのように写真ではなく絵として描かれた映画の看板がたくさんあったのだ。いま映画の中の看板をみると劇中劇と同じ位置づけで、幻魔大戦の看板が掲げられている。
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このいかがわしい成人映画館は調べると、実在する新宿国際劇場でディスクユニオンや、BEAMSのある通りに面している。僕はその映画館の存在を知っていた。なんでこんなところに、こんな映画館が構えているのだろうかと不快に思った記憶がある。しかしその映画館ももう閉館してなくなったそうだ。2012年に閉館している。いまとなっては、その姿を写真に収めることもできない。こんど行ったときにはビルの(建て替えられていなければ)形状だけでも確認してこよう。無責任な言い草だが、こうして昭和の風景が一つ一つ消えていく。

アメリカン・ブルヴァードだけは、必ずあると思って行ったのだ。まさかなくなっているとは・・・。何度か行ったことがあるが、正直、20年前でもすでに時代に取り残された(いやもちろん好きな人はたくさん固定客としていたのだろうけれど)一角だった。だから何年経とうとも、この一角は、このままだろうと高をくくっていた。
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あと5年早く、幻魔大戦が描いた風景に思いを馳せていれば…。しかし僕は主人公の東丈と同じく学ラン姿で新宿の街を闊歩したこともある。それはまさに幻魔大戦のレコードを買い求めて歩いたあの頃だったのだ。僕には彼のなげやりな態度や鬱屈した気分というものも、僕は身を持って体験した。それでいいではないか。
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