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マッドマックス2の落とし子たち [映画 Movie]

『マッドマックス 怒りのデスロード』は1年ほど前に飛行機の中で観たのだが、字幕なしでみたからか(英語がわからないため)、それほど感銘は受けなかった。マッドマックスの3作目、サンダードームは、なんども(それこそ3回、4回?DVDも持っている)観だしたのだが、いまだかつて最後まで観終えていない。正直に言わせてもらえば、これだけ見ようと思って取り組んでも、途中で眠ってしまったり、かといってその続きを見ようという意欲もわかないとなると、おそらくつまらないのだろう、と決めつけている。しかしアメリカ人の同僚に「マッドマックスシリーズでどれが好き?」と聞いたら「サンダードームだ」と答えたのが、非常に意外であった。ならばやはり何か良いところがあるのだから、そのうちまた見てみよう、とも思う。もちろん僕にとってマッドマックスシリーズの最高傑作は2作目をおいてほかにはない。


社会人になったとき、自分と同世代の同僚がマッドマックス2を知らないというので驚いたことがある。マッドマックス2がなければ北斗の拳もなく、ロードウォリアーズもいなかったであろうし、(もちろん両者はマッドマックス2がいなくとも世に出てきたものであるが、その姿形は異なるものとなっていたであろう、という話だ)、そのような事実を知らないということに驚いたのだ。




マッドマックス2に影響を受けたという作品は、ほかにもいくらでも挙げることができる。ほぼ同時期に2匹目のドジョウばかりを狙うロジャー・コーマンによって作られたおそらくは100匹目のドジョウである『バトルトラック』(オリジナルタイトルはWarloards of the 21st centuryだったそうだだ)もそうだ。


セブン・アンド・ラグド・タイガーの後で相当のプレッシャーを受けながら制作され、結果気負いすぎてしまったデュラン・デュランのワイルド・ボーイズもマッドマックス2の落とし子の一つだ。


そしてなぜかマッドマックス2より14年の歳月を経て突然作られたウォーターワールド。僕は大好きだが(映画館に3回観に行った)、酷評される理由もわからなくもなく、またユニバーサルを代表する作品でもなんでもないのに、なぜかテーマパークでいまだにアトラクションを展開されるという奇妙な立ち位置を保ちつづけるウォーターワールドは最後の子孫と言ってよいのかもしれない。


なぜ今回この記事を書き出しのかというと、子どもの頃、好きだった石渡治のスーパーライダーというマンガを最近、入手したいな、と思っているのだが、まさにそのスーパーライダーもマッドマックス2のフォロワーだったのだ、ということに今日あらためて気づいたからだった。スーパーライダーは1980年から連載開始。マッドマックス2より先ではないか、と思うかもしれないが、この作品でマッドマックス2の影響がでてくるのは物語の後半。おそらくそれは1982年ごろとなる。

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音楽という範疇よりデュラン・デュランを記載したが、音楽となると、マッドマックス2の支持者はまだ出てくる。まず筆頭は、ジグ・ジグ・スパトニック。Wikipediaではっきりとマッドマックスの影響を受けていると記載されている。


メジャーデビューしたてのころのXジャパン、聖飢魔Ⅱにもその影響は見いだせる。




Xジャパンや、聖飢魔Ⅱが影響を受けたものは何か?と言われてマッドマックス2をまず挙げるよりもKISSを挙げる方が普通だろう。KISSは明らかにマッドマックス2よりも前に、かなり傾向の似ているスタイルを打ち出していた。特にジーン・シモンズの姿に見いだせる。1976年でジーン・シモンズはすでにマッドマックス2に出てきてもおかしくないような恰好をしている。


マッドマックス2がすべての始祖なのではなく、マッドマックス2ももちろん先達の影響を受けたわけだ。そこに偉大なるKISSの名前を掲げることはおかしくない。パンクロックの影響を受けたことも当然だろう。しかしKISS、パンクロックこそがマッドマックス2の産みの親なのだと言い切ってしまうのは早計だ。Wikipediaに書かれているが、70年代のパンクロックでは、モヒカンという髪型や、鋲のついた攻撃的なファッションは見られず、それらは80年代に勃興したものであると書かれている。それではマッドマックス2がパンクファッションの新しい潮流を生み出したのだろうか?それもまたマッドマックス2を持ち上げすぎだ。マッドマックス2とパンクファッションはおそらく同一の祖先から産まれ、相互に影響を与えながら形作られたに違いない。

KISSになくて、ジグ・ジグ・スパトニック、聖飢魔Ⅱ、Xジャパンにあるものは何か?それこそがまさにマッドマックス2が後世に与えた一番の影響であると言えるかもしれない。それは聖飢魔Ⅱの名前にそのまま現れている。まさに世紀末感、終末観、それこそがマッドマックス2がパンクファッションに加えたもう一つのスパイスだったのだ。



さぁ、マッドマックス2の子孫をまとめてみよう。

 1981年:マッドマックス2
 1980~1982年:スーパーライダー
 1982年:バトルトラック
 1983年:聖飢魔Ⅱ
 1983年:ロードウォリアーズ
 1984年:北斗の拳
 1984年:デュラン・デュラン ワイルドボーイズ
 1986年:ジグ・ジグ・スパトニック
 1987年:X ジャパン
 1995年:ウォーターワールド

※ロックバンドは、結成年ではなくメジャーデビューした年を記載。
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