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『ニジンスキーの手記』『その後のニジンスキー』 [読書 Books]

高校生の頃に武田書房で購入した本。ニジンスキーの名前は『チャップリン自伝』で知った。もう一つ『チャップリン自伝』の他に『For Beginners Chaplin』という父に買ってもらった本があり、その本にもニジンスキーの記述があり、興味があったのだ。当時、“天才と狂気”というテーマに関心があり、ニジンスキーは強い興味の対象だったのだ。なぜか僕の中で、前述の2冊の本から、チャップリンと関連する著名人の中で、記憶に残っている名前は、シンクレアとニジンスキーなのだ。シンクレアは、アプトン・シンクレアなのかシンクレア・ルイスなのか定かではない。

高校生の頃、授業中に授業など聞かずに常に小説を読んでいた。得てしてそれは、赤川次郎やその他の推理小説であることが多かったのだが、高校3年生の頃より、自分の芸術への興味はより高次のものへとなっていった。なんとなく推察するに、その転機はやはり『チャップリン自伝』を手に入れたことから始まっているのではないか。そして受験という現実から僕は逃避し、芸術の世界へと逃げていったのだろう。そうして僕の社会との関わりは希薄になっていくのであったが、引き換えに僕が得たものはその後の人生を豊かにする豊饒な芸術の世界だったのである。

高校3年生の頃、授業を聞かずに、机の下に隠しながら読んでいた本が、赤川次郎から『ニジンスキーの手記』に変わったのだ。その行為はまぎれもなく現実からの逃避であったのだが、赤川次郎を読んでいたら、逃避であることを認めざるを得ないのにたいし、『ニジンスキーの手記』ならば、当時の僕にはそれが逃避ではない、という言い訳ができたのである。

実際そうだ。当時の僕の言い訳は、受験生たちが、「モーツァルト」「古典主義」という用語をマシーンのように覚えていくのに対し、モーツァルトの作品を実際に鑑賞することに、なんの引け目があるのか?というものだった。

今にして認めるが、その言説はただの言い訳である。自分の人生を否定することはできないが、自分もマシーンのように受験勉強をするべきだった。
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Grapefruit [読書 Books]

先日、サージェント・ペパーズのアニバーサリー盤を聴きながら、ふと車の中で「そもそもイマジンのアイデアはオノ・ヨーコだったのでは?」と思ったのだった。

大宮にあったジョン・レノン・ミュージアムが好きだったということは、何回か書いたが、僕が最初に行ったときのテーマ(常設に対する特別展のような)がオノ・ヨーコだったのだ。そこで僕はオノ・ヨーコのインストラクション・アートというものに非常に感銘を受けた。やはり一番記憶に残ったのが「この本を読み終わったら、この本を燃やしなさい」というフレーズだった。

その頃より、オノ・ヨーコとは、世間一般の認識であるジョン・レノンの妻という肩書ではなく、彼女自身が素晴らしい芸術家であるのだ、という認識を僕は持ったのであった。

そして4月に日本に戻った時、草間彌生の展示会に行き、そのすばらしさに圧倒されながらも、僕は今現在、自分が置かれている境遇とも相俟って、一番記憶に残っているのは草間彌生が着物姿でニューヨーク(だと思うが)を闊歩する映像であった。僕はその映像から、エミール・フォン・ザウアーからダメ出し受け、1925年に自害した久野久の姿を見る思いだった。

草間彌生の作品から、実は僕が思いを馳せたのは、久野久の他に、オノ・ヨーコだったのだ。ああ、そうだもしかしたら、あのオノ・ヨーコのインストラクション・アートの作品が書籍として発売されてるのではないか?調べたら、簡単に入手できることが分かった。日本語に翻訳されたものもある。

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僕は間違いなく、この『グレープフルーツ』を購入したのは、『サージェント・ペパーズ』のアニバーサリー盤を購入してからだ。そして僕が、このアニバーサリー盤の中から、いったい何を一番気に入ったのかと言えば、それはストロベリー・フィールズのテイク7なのである。製作途中のもの。永遠に突き進む、創造のベクトル。オノ・ヨーコの『グレープフルーツ』にも同じく僕はその創造のベクトルが息吹いていることを感じるのである。

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美しい本棚と汚い本棚 [読書 Books]

確か筒井康隆の『大いなる助走』の冒頭のシークエンスで、「汚い本棚」という表現がでてくる。この表現は筒井康隆のオリジナルではなく、作品の中で、確か誰か別の文筆家の記述を引用していたはずだ。「汚い本棚」というのは、その人の本棚に並べられている本の背表紙を眺めても、いったいこの人はどういう趣味なのだろうか?とわからなくなるような、なんの関連性もなく、脈絡もない本が雑然と詰め込まれている本棚のことをさす。ならば当然、並べられた本を見れば、その人の趣味がわかるような本棚のことは「美しい本棚」と言えるだろう。

Stuart NG book でDave Stevensという『ロケッティア』の作者の蔵書の一部が販売されているコーナーがある。Dave Stevensの本棚は本当に美しい。僕が最初に買ったのはアールデコのデザイン画集だった。そして2冊目に買ったのはアメリア・エアハートの伝記。僕はDave Stevensが何者なのか、ということを本を購入してから知ったのだが、この人の蔵書が販売されている棚に、ほかにどのような作品があるかというと、ミッキー・コーエンの伝記、ポーの伝記、エルロイのLA作品、アールデコの美術書、SFのペーパーバック、といった感じ。まさに『ロケッティア』を生み出した作家の本棚といった感じだ。

さてそのDave Stevensの本棚に、僕は1冊だけ日本語の本を見つけた。もちろんDave Stevensは日本語は読めなかっただろう。その本は、なんの本かというと、宮崎駿の出世作である『ルパン三世 カリオストロの城』の何巻ものかのストーリーブックのうちの一冊だ。

なぜDave Stevensは宮崎駿が監督したこの『カリオストロの城』の本を所有していたのだろうか。これすらももちろんこの美しい本棚の中にあっては有機的に他の本と結びついていくのだ。宮崎駿の持っているアルベール・ロビタを憧憬するような趣味、カリオストロの城に登場するオートジャイロと“影”いったクラシカルな趣味、それはロケッティアを生み出したDave Stevensの趣味に近いものを感じずにはいられない。
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三島由紀夫全集 [読書 Books]

学生の頃、どれだけ三島由紀夫全集に憧れただろうか、もともとの全集は確か赤色の装丁で、字も旧仮名使い、圧倒的な格式を感じさせるものであった。その後、三島由紀夫全集が全面改訂され、発売開始されたことも知っていたが、その時にはすでに僕は三島由紀夫にそれほど第一義的な興味、関心を示さなくなっていた。このたび日本に帰った時、全集のうち、憂国という、書籍の全集としては極めて異例なDVDと、金閣寺の2冊を購入した。感無量である。僕がもう一つ憧れてやまないのはトーマス・マン全集である。僕が大学生の頃、トーマス・マンの全集は高嶺の花だった。そもそもその現物を手にすることもなかなかなかったが、今ではアマゾンや、オークションなどで、手に入れようと思えば、簡単に購入できる。つくづくすごい時代になったものだと思う。
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バベルの図書館 [読書 Books]

久しぶりにボルヘスの『伝奇集』を手に取り、「バベルの図書館」の冒頭を読んだのだが、はたしてバベルの図書館はいったいどんな姿をしているのだろうか、と何度も描写を読んでみたが、なんとなくはわかるにしてもはっきりとイメージできない。うまく分かればレゴでも作れるかな、と思って、ネットで調べると、You Tubeでもいくつか出てきました。

確かにこんな感じだ。


これはボルヘスの作品にみられる数学的側面に注目した講演。確かに僕もバベルの図書館はハチの巣かと思ったのだ。


すごい時代ですね。気の向くままに、検索すればボルヘスの講義を聞くことができる。これは岩波文庫でも出ている『七つの夜』の第六夜、カバラです。スペイン語なので太刀打ちできないかと思いきや、自動翻訳ができる。すごい時代だ。

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FIND MOMO [読書 Books]

この本は2015年の10月に買ったものですが、久しぶりに見たら面白かったので紹介します。最初、風景の写真集を買おうと思って、よくこの本の意味合いも考えずに手頃な値段のこの本を買ったのですが、ぱらぱらとみていたら、この本、写真集でありながら、遊びの本でもあって、行ってみればウォーリーを探せと同じ本。どこの写真にもどこかにMomoという名の犬が隠れており、それを探すという楽しみ方ができる本です。
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マルセル・プルーストの映像 [読書 Books]

ヤフーのニュース記事を見ていたら、驚くべきニュースが書かれていました。生きたプルーストを収めたフィルムが発見されたとのこと。記事ではロベール・ド・モンテスキューの大姪の結婚式に参列したときのものとのこと。記事で読んでいる限り、確証はまだ得られていないようにも読めます。You Tubeで同じ動画をみつけました。35秒あたりで、足早に降りてくる男性ですね。確かにプルーストの面影があります。

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Tippi [読書 Books]

50%オフだったので買ってきました。装丁がいいですね。ティッピ・ヘドレンの自伝です。この前は鳥のブルーレイも買ったし、サンフランシスコに行く準備が整ってきました。ティッピ・ヘドレンはサインをするとき、いつも鳥を書くのでしょうか?素晴らしいですね。チャイニーズ・シアターにも残して欲しい。
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<2017年6月25日>
引っ越しの準備で、本などを箱にしまっているのだが、英語のトレーニングのために1~2冊英語の本を残しておいた。それがこのティッピ・ヘドレンの自伝。僕はこの自伝に、例えば素晴らしいヒッチコックへの賛辞、思い出等を期待して買ったのだが、しばらくして、ティッピ・ヘドレンによるヒッチコックへの糾弾。当時彼女が受けたセクシャル・ハラスメントの数々を告発する本であることを知って驚いた。
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LIFE in Hollywood [読書 Books]

せっかくの休みなのですが、ちょっと気分も良くなく、遠出はせず家にほとんどいたりして過ごしています。もともとこんな予定ではなかったのですが、まあ良いです。僕は1日、家にいても充実できるタイプの人間なので。そうは言っても、出かける用事もあったので、夕方、近所の古本屋さんに行って本を探しました。本当はヒルトンの失われた週末の原書があれば、と思ったのですが、うまく見つけられず、代わりにLIFE in Hollywoodという本を買いました。貴重な写真がたくさん出てきて楽しいです。オードリー・ヘップバーンとグレース・ケリーが、アカデミー賞の授賞式で控えで待っているツーショットなど信じられない写真が載っている。チャップリンの有名な素顔で、ステッキとハットを持ち、背後に大きく影が映った写真もLife誌のものだったんですね。下で調べたアルフレッド・アイゼンシュタットもLife誌の著名な写真家だったので、いくつかその写真が載っています。
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Polanski [読書 Books]

ハリウッド/ヴァインから、建物を写真に撮りながら、またラリー・エドモンズの本屋さんに行きました。お店の前に、ティッピ・ヘドレンの最近出た伝記のポスター、しかもサイン入りがありました。前にラリー・エドモンズのホームページで知ったのですが、11月にサンタモニカのエアロ・シアターでティッピ・ヘドレンの講演みたいなのがあったらしいです。今度、そういうのにも参加してみたいです。

今回買ったのは、まずポランスキーの伝記。はっきり言って表紙買い。あとレジ前にあったハリウッドの写真を買いました。$6以上した?
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